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船旅を通して国際交流するというNGOピースボートに、2007年参加した2人の男性の手記。
寄港地での出来事のほか、船内でのくらしや1年間にかかった費用など、かなり具体的。
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●東方見聞録 / マルコ・ポーロ著 青木一夫訳.
請求記号:292.09/5 資料ID:30028777 配置場所:3階U3
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マルコ・ポーロが1271年からアジア諸国で見聞した内容を口述採録した旅行記。
多くの言語に写され、世に広まっていった。
ジパング島(日本)の章には、「住民は色白で、慇懃、優雅な偶像教徒」や「宮殿が黄金でできている」、「ある偶像には顔が四つある…全く不合理と神がかりのカクテルで、この本に書き留めておくにふさわしからぬほどである」など、読んでいてクスリと笑ってしまう。
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●大草原の小さな家 / ローラ・インガルス・ワイルダー作 ; ガース・ウィリアムズ画 ; 恩地三保子訳. -- 福音館書店, 1972. -- (インガルス一家の物語).
請求記号:933/118/1~5 資料ID:30105249 配置場所:3階P16
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『大きな森の小さな家(Little House in the Big Woods)』に始まり『大草原の小さな家(Little House on the Prairie)』に続く自伝的小説シリーズ全9冊。TVシリーズになり、DVD化もされている。
インガルス一家は新天地を求めて自分の土地を開拓、ウィスコンシン州―オクラホマ州―ミネソタ州―サウスダコタ州と移り住んでいく。家族思いの父さん、優しい母さん、すべてが手作りで質素だが、心温まる生活。収穫がだめになったり、姉のメアリーが失明したり、たびたびの不幸に見舞われても一家は力を合わせて乗り越えていく。
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●水木しげるのラバウル戦記 / 水木しげる著. -- 筑摩書房, 1994.
請求記号:916/71 資料資料ID:30236431 配置場所:3階N1
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『ゲゲゲの鬼太郎』の作者水木しげるの太平洋戦争の激戦地ラバウルでの戦記。
といっても実際には戦記ではなく、軍隊での生活絵日記。悲惨なのに、水木の筆にかかると実に生き生きと好奇心にあふれた様子。全ページに描かれた絵を見ているだけでも楽しい。
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●夜間飛行 / サン=テグジュペリ著 ; 堀口大學訳. -- 新潮社, 1956(31刷1974). -- (新潮文庫 ; 赤122A).
請求記号:081/34/106 資料ID:21505706 配置場所:移動書架B16
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『星の王子さま』で有名なサン=テグジュペリは、飛行士でもあったので、その体験に基づいた作品をいくつか発表している。
なかでも『夜間飛行』は危険な仕事の中で浮き彫りにされる人間の生き様を描き、彼の代表作として高く評価されている。
第二次世界大戦中の1944年、偵察機で出撃した際、地中海上空でドイツ機に撃墜され行方不明となった。
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●白瀬矗 : 私の南極探検記 / 白瀬矗著. -- 日本図書センター, 1998.8. -- (人間の記録 ; 61).
請求記号:289.1/N/61 資料ID:21852497 配置場所:移動書架A13
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日本人初の南極上陸に成功した白瀬矗が綴る探検記。
同時期に南極初到達を目指したアムンセンやスコットと違い、お粗末な装備で臨む明治時代の日本人。
流氷群、猛吹雪、不足する食糧。次々と死んでいく犬ゾリ用のアイヌ犬。「タローとジロー」で有名となったが、南極の地に犬を置き去りにしなくてはならなかった決断など、あらゆる試練がふりかかる壮絶な記録。
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●コロンブス航海誌 / クリストーバル・コロン[著] ; 林屋永吉訳. -- 岩波書店, 1992.
請求記号:081/16/ii95 資料ID:30164383 配置場所:3階Q文庫本
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1492年の航海日誌。2ヶ月の航海の末10月11日に最初の陸地(バハマ諸島グァナハニ島)を発見した。実際は「アメリカ大陸」の発見ではなく「大西洋航路の発見」である。
次から次に諸島を訪れながら原住民と交流し、観察した。
コロンブスは最期までアジアだと思っていた。エスパニョーラ島の鉱山シバオのことを「黄金を量産するジパング」と混同している。
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●中亜探検 / 橘瑞超著. -- 中央公論社, 1989.
請求記号:081/31/65 資料ID:30021648 配置場所:3階Q文庫本
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20世紀初頭、グレートゲームと呼ばれて、中央アジアは英国やロシアなど列強の覇権争いの地となっていた。
西本願寺の大谷光瑞(別荘が須磨離宮公園でおなじみ)率いる大谷探検隊も西域探検を敢行したが、その隊長橘瑞超は仏教徒であったため、列強の探検隊が遺跡を根こそぎ盗掘するのとは一線をかくした発掘の様子がうかがえる。学術的でありまた冒険に満ちた旅が描かれている。
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●ビーグル号航海記 / チャールズ・ダーウィン著 ; 島地威雄訳 ; 上, 中, 下. -- 岩波書店, 1959. -- (岩波文庫 ; 青).
請求記号:081/16 資料ID:20107192 配置場所:3階Q文庫本
請求記号:081/16 資料ID:20107475 配置場所:3階Q文庫本
請求記号:081/16 資料ID:20107017 配置場所:3階Q文庫本
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1831年から5年間、ダーウィンがイギリス海軍の測量船ビーグル号に乗船し、南アメリカ大陸沿岸や南太平洋諸島の動物、植物、人間、自然についてつぶさに観察した日記。
巨大な陸ガメや特異な鳥などを観察したガラパゴス諸島では(下巻)、進化論について言及している部分がある。ここでの知見がダーウィンに進化論の着想をあたえたといわれている。
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●森と氷河と鯨 : ワタリガラスの伝説を求めて / 星野道夫著. -- 世界文化社, 1996.
請求記号:295.394/1 資料ID:30321311 配置場所:3階U3
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アラスカの写真家・星野道夫のエッセイや写真に心をひかれる人も多いだろう。
この本は、アラスカに伝わる伝説を追い求め、そのルーツであるアジアに取材を求めてロシア側に移動した際、ヒグマに襲われ急逝したときの彼が遺した最後のエッセーと取材中の日誌。
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●東革達地方紀行他 / 間宮林蔵述 ; 村上貞助編 ; 洞富雄. -- 平凡社, 1988. -- (東洋文庫 ; 484).
請求記号:080/3/291 資料ID:21128196 配置場所:3階Q文庫本
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本書に収録されている『北夷分界余話』『東韃地方紀行』は、1808年幕府の命により間宮林蔵がカラフトおよび黒竜江下流域を探検したときの記録。
長く半島と思われていたカラフトが離島であることを確認したため、写本も多く作られ、当初から世界に紹介されていた。
豊富な挿絵を見ているだけでも、各民族の風俗が分かって楽しい。
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●聖フランシスコ・ザビエル全書簡 / 河野純徳訳 ; 1-4. -- 平凡社, 1994. -- (東洋文庫 ; 579-582).
請求記号:080/3/346-3 資料ID:30225886 配置場所:3階Q文庫本
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教科書の絵、頭のてっぺんが禿げている姿でお馴染みのフランシスコ・ザビエル。彼がインドを出発し、マラッカから鹿児島に向かうまで本国の国王・教父らに送り続けた書簡集。16世紀半ばのアジア様子や、第3巻の苦難の末に日本に到着してからの滞在記により、彼の目に映る日本人の姿が興味深い。
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●無人島に生きる十六人 / 須川邦彦著. -- 新潮社, 2003.7. -- (新潮文庫 ; す-20-1).
請求記号:081/34/129 資料ID:30542464 配置場所:3階Q文庫本
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明治31年、帆船龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちの冒険実話。
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●知恵の七柱 / T・E・ロレンス著 ; J・ウィルソン編 ; 田隅恒生訳 ; 1 - 5. -- 完全版. -- 平凡社, 2008. --
(東洋文庫 ; 777, 779, 781, 783, 787).
請求記号:080/3/468 資料ID:30727786 配置場所:3階Q文庫本
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第一次世界大戦中、イギリス陸軍将校ロレンスはアラビアへ行き、そこのゲリラ部隊に、オスマントルコ帝国からの独立の協力を約束するかわりに、各地でゲリラ戦を行ってほしいと提案する。
映画『アラビアのロレンス』のモデルとなったロレンスの自著。彼は毎日日記を付け、馬上でも細かくメモをとっていたという。描写が巧みで夢中になること請け合い。
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