先生方の専門分野を興味深く垣間見ることのできる本を
月替わりで推薦していただくコーナーです。
図書館２階にて開催しています。

『神戸国際教養学科　金　泰賢先生の推薦図書』　

テレビなどのメディアから「外国人問題」という言葉をよく耳にします。私は外国人(韓国人)なので、この言葉にはいつも違和感を感じます。よく外国人に対して「自分で勝手に日本に来たのでは」と思って、外国人にまつわる様々な「問題」の原因をみんな外国人に求める傾向があります。ところが、多くの外国人労働者や花嫁、日本の旧植民地出身の人々とその子孫たちが、色んな理由で日本国が必要としたために、今この地にいるということを忘れてはいけません。
　つまり「外国人」問題は、「日本社会」の問題として認識する必要があります。少子化によってすでに人口減少が止まらなくなった現状からしても、また多様性あふれる社会を作るためにも、外国人に対する認識の幅をもっと広げる必要があるでしょう。

クイズの答え：
　　　(1)　④
　　　　　(今年2月の人口統計によると42,534人)

　　　
　　　(2)　9、7