タイトル 資料ID 請求記号 配置場所
特別展「縄文vs弥生」 / 国立科学博物館, 国立歴史民俗博物館, 読売新聞東京本社文化事業部編集. -- 読売新聞東京本社, 2005. 72000908 210.2/Ko 3階N15
兵庫県の考古学 / 村川行弘編. -- 吉川弘文館, 1996. -- (地域考古学叢書)     30325975 216.4/117 3階N18
原始および古代 ; 1. -- 岩波書店. -- (岩波講座 日本歴史 / 家永三郎[ほか]編纂 ; 1). 20021283 210.08/6-1 3階N14
倭国誕生 / 白石太一郎編. -- 吉川弘文館, 2002.6. -- (日本の時代史 / 石上英一 [ほか] 30631755 210.1/Ni/1 3階N15
弥生人とその環境 / 永井昌文[ほか]編. -- 雄山閣出版, 1989. -- (弥生文化の研究 / 金関恕, 佐原眞編 ; 第1巻). 21172175 210.2/76/1 3階N15
弥生時代の新年代 / 西本豊弘編. -- 雄山閣, 2006. -- (新弥生時代のはじまり / 西本豊弘編 ; 第1巻). 30715578 210.2/Sh/1 3階N15
弥生の布を織る : 機織りの考古学 / 竹内晶子著. -- 東京大学出版会, 1989. 21173929 210.2/131/9 3階N15
参考文献
 この当時の庶民の名前がどんなものかわからないが、卑弥呼や、古事記・日本書紀に出てくる名前を見ても女性の名前はやわらかい響きが多いので、きっと呼びやすく、耳にここちよく響くものだと思う。「ミネさん」にはこの後もずっと生まれ変わって登場してもらう予定だ。
 戎町は板宿駅の南に位置し、川も近く、海も近く、入りやすい山も裏手にあり、住みやすかっただろう。縄文時代の石鏃も須磨浦公園あたりから出土しているので、古くから人類が生活していた。
 戎町遺跡では人骨は出ていないが、弥生時代の遺跡において埋葬された多くは子供であり、乳幼児の死亡率が高かった。しかし乳幼児期を乗り越えれば、4,50歳ぐらい生きる人もいたという。
 この遺跡の出土品にサヌカイトがあるが、大阪平野周辺や中国・四国地方との人や物の交流があったことがわかる。また、戎町遺跡は弥生前期から後期まで継続した拠点集落で、遺跡から石器の破片や木製農具の未製品が出土していることから、石器や農具の調達はこの集落内でできた。
 さらに、弥生時代は、集落どうしで強奪や争乱が多く見られるのだが、この遺跡には大きな環濠が見られないことから、周りの集落とは仲良く付き合っており、小さな集落の人が石器や農具を調達しに訪れるムラだったようだ。
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